虚化(ホロウ化)

「BLEACH」の単行本を読み返していると一つの疑問が浮かんできました。
前々回に更木剣八の異常な強さについて語りましたが、この「BLEACH」という作品は未だ謎に包まれた内容が多い気がします。今回私が持った疑問というのは主人公である一護の正体についてです。
現在の彼は内なる虚(ホロウ)の力を制御することで虚化し、今まで以上の力を身につけることに成功しました。ここまでの力ならば他の死神たちも到達しているのですが、一護はどうやら更に上の領域に足を踏み入れたようです・・・
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一体何者?

茶渡泰虎(さど やすとら)
黒崎一護のクラスメイトで中学生時代からの親友。(あだ名はチャド)メキシコのクォーターであり体格の良い男。不良に絡まれているところを一護に助けられてから、一護と「互いのために拳を振るう」ことを約束する仲になり、その後死神代行として戦う一護がルキアを助けたいからという理由だけで自身も尸魂界へ向かう決意をするなど男気のあるヤツである。
しかし彼については謎だらけ・・・
普通の人間だった彼が何故死神たちの戦いに参加できるかというと、霊感は全く無かったが、死神化した一護と接触したことで徐々に強くなっていき、一護の妹を守る事をきっかけに固有の能力が開花。右腕に鎧が装着され、霊力による打撃を放つことが出来るようになったのがきっかけです。
その後修行を重ね彼の固有能力にはさらに磨きがかかり、左腕のパワーアップ、そして右腕にも新たな力を目覚めました。彼曰く「オレの力は死神よりも虚(ホロウ)に近い」と自己分析していますが、それって一体何の能力なのよ???
コミックも41刊も出ていますがいまだにその真相については語られることがありません

「BLEACH」に関しては彼に限らず、一護の親父についてや石田の親父もそう。駒村隊長は何故犬?などなどけっこう放置プレイなネタがまだまだあるんだよね~。
まあ全部わかっちゃおもしろくないし、まだまだ気になる謎があるのは今後の楽しみでもあるから気長に解き明かされるのを待つとしますか

強すぎるやろ・・・

更木剣八(ざらきけんぱち)
護廷十三隊十一番隊隊長であり、強い相手と戦うことをなによりも愉しむ戦闘狂。歴代全隊長の中で唯一“卍解”を修得しておらず、なおかつ自身の斬魄刀の名前すら知らない異例の存在。ゆえに戦いでは斬魄刀の能力による戦闘を行うことはないが、それでも他の隊長を圧倒するほどの実力を持ち、手負いの状態、更に眼帯で霊力を抑制された状態でも隊長2名を相手に引けをとらない戦闘を繰り広げていました

この「BLEACH」はおもしろいんですが、強さの基準というか強くなっていく過程がよくわかりません

尸魂界編での一護との対決で引き分け。この時一護はまだ卍解を修得していませんでした。裏を返せば剣八は始解状態の一護と引き分けたことになります。
ここから強さのバロメーターを一護において話をしますが、その後彼は卍解を修得!見事白哉に勝利しました。「ドラゴンボール」に例えるとこの時の一護は100倍の重力で修業した悟空くらいの強さとします。さらに一護は破面との対決に備え死神のさらなる高みである“虚化”をもコントロールに成功しました。この“虚化”は悟空に例えるとそう!まさにスーパーサイヤ人!ここまでのパワーアップをはたしたわけです

しかしその一護と互角の勝負をしたのが十刃(エスパーダ)No.6のグリムジョー!なんとか彼を倒すことができましたが続けて現れたのがNo.5のノイトラです。この時一護は満身創痍とはいえこのノイトラにボコボコにされてしまいます。大ピンチの一護の前に現れたというのが、上で紹介している更木剣八です。
普通に考えたら以前の一護と引き分けた剣八に勝ち目があるわけありません。だって一護はこの間ウナギ登りで強くなってきたわけですから。しかし!なんと彼は斬魄刀を両手で持つという普通の行為だけでこのノイトラを圧倒してしもーたんです

この時私は人造人間20号と闘うピッコロを見てクリリンがつぶやいた一言を思い出しました・・・
「ピッコロの奴いったいどんな修行したんだ・・・スーパーサイヤ人でもないのに・・・」
まったくだ!
キャラクターを引き立たせたい気持ちはわかるけど、なんか隊長クラスがこんだけ強かったら一護の努力がアホみたいやな~。まあ「キン肉マン」みたいに咬ませ犬化するよりはいいけど・・・(笑)
最終一護はどんな方法でさらに強くなるのかしら・・・